おせん

知る人ぞ知る老舗花茶屋・一升庵。
その看板であるおせんさんは、自ら包丁を振るい陶芸をも嗜む美人女将。
旅館の跡取りである江崎ヨシ夫は、修行のために一升庵の帳場にやって来た。
到着早々、板場が何だか騒がしい……
何でも、馴染みのご隠居さんが、食道楽で有名な横綱・鳥海山を連れて来たそうで。
はたして、おせんは鳥海山を満足させることができるのか――?

着物を着た艶やかなおせんさんが寝そべっている表紙の雰囲気からして、
時代物かと思いきや、物語の舞台は現代です。
でも、花魁言葉と江戸言葉の混じったような言葉遣いのおせんさんは、
やっぱり一人だけ違う時代に生きているみたいなんですよねえ。
ただ、女性キャラの顔がみんな同じに見えて仕方ないんです……
おせんさんも、江崎の恋人・良子ちゃんも、ライバル料亭の美也さんも、
おんなじ目におんなじ眉毛なんですよね……髪の色形で判断するしかないや。

それにしても、おせんさんの作る料理の美味しそうなこと!
第一話で横綱に振舞った数々の料理も層ですが、
第三話でライバルの美也さんも絶賛したおでんがまた素晴らしいです。
おでんの大根は面取りしてあるもの、と思い込んでいましたが、
面取りしなくても荷崩れしない方法ってあるんですね。
食材を無駄にしないおせんさんの思想にも惚れ惚れします。