わたしに××しなさい!

「絶対零度の雪女」こと、氷室雪菜は人間観察が趣味。
そんな雪菜の裏の顔……それは、人気ケータイ小説家・ユピナであること。
周囲の人間を緻密に観察して描かれるユピナの小説は、
その正体を知らないクラスメイトたちにも密かに人気なのだ。
しかし、恋をしたことがない雪菜には、どうしても「ラブ」が描けない。
ある日、クラスのイケメン北見時雨の弱みをつかんだ雪菜は、
彼を使って恋の疑似体験をしてみることにしたのだが――

雪菜は、ケータイ小説家としてかなりプロ意識が高いですね。
人間観察が趣味で、それを実際の執筆活動にも活かしているようです。
ヤれる子電車エッチのように周囲のクラスメイトをネタにしているので、
書かれた本人達はそれはそれは共感しやすいことでしょう。
雪菜が恋の疑似体験をしている最中に、
小説に書くための「言葉の種」が浮かんでいる様子が分かりやすいです。
で、それを読みながらこっちまでドキドキしてきちゃいます。
疑似体験だったはずが、雪菜も時雨もお互いを意識しはじめていて、
やがてこれが本当の恋になるような……ドキドキ感がずーっとあります。
そこに、雪菜のいとこで同じ学校に通っている晶が混ざってくるんですね。
普段は長い前髪で顔がほとんど描かれていませんが、
最後のページで見えた晶の顔はこれまたお約束どおり、イケメンです!
これから三角関係が始まるんでしょうか!?