わたしに××しなさい!2

雪菜と時雨の恋愛疑似体験は続く。
ミッションその5は、「わたしの恋人のフリをしなさい!」
翌日の放課後、二人は一緒に帰ることになったのだが、
時雨は言葉巧みに雪菜の眼鏡を奪い、復讐のために隠れてしまう。
眼鏡をかけることで他人の視線から自分を守ってきた雪菜は、パニックに――
そこへ助けに現れたのは、地味で引っ込み思案な雪菜のいとこ・晶だった。

ついに! 三角関係が始まりますね!
引っ込み思案な晶ですが、押すとこはちゃんと押すんです。
でも、雪菜は晶の気持ちに全然気がついていないようで……不憫だなあ。
しっかり抱きしめて「ボクが雪菜ちゃんの恋人になる」とまで言ったのに、
雪菜にスルーされてしまって、かわいそうなことこの上ないですね。
一方、時雨の方にも変化が訪れます。
落とした女子のリストが載った生徒手帳という弱みを握られて、
はじめはイヤイヤ雪菜のミッションに従っていた時雨でしたが、
雪菜の弱ったところや拗ねたところを見て、つい「可愛いな」なんて……
疑似体験から始まる恋は、この先どう転がっていくのでしょうか?

人は誰しも、「裏の顔」をもっているものですよね。
いつもニコニコ人当たりの良い時雨は、女子を落としては振る悪い男の顔を。
シンデレラ征服のような意地の悪い部分がいいですね。
引っ込み思案な晶も、雪菜が好きで彼女のために動ける芯の強さをもっています。
人間関係をうまく築けない雪菜は、人気ケータイ小説家としての顔、
さらに他人の視線が怖いという過去のトラウマももっています。
そんなキャラクターのギャップに考えさせられ、時に胸キュンする物語です。