女王の放課後

龍崎麗奈には野望がある――
それは、ファッション誌「プチ・BiBi」でカリスマ読者モデルになり、
滝沢クリステルのようなキャスターになって、
大富豪をつかまえてセレブ界の頂点に立つこと!
その野望のためなら、女を転がす悪い男も、ライバルを蹴落とす醜い女も、
夢見る少女を泣かせる編集長も、みんな蹴散らしてやる。
――それがあたしの女王道やっ!!

男の前では計算されたぶりっ子アピールをしているので、
読んでいて最初はイラッとするかもしれません。
まるでオレの妹は思春期で発情期の葵のような感じです。
他の作品だと、真っ先に天誅を受けるタイプです。
でも、友達を救ったりライバルを救ったりと真っ当な正義感を持っているし、
読者モデルとしても筋トレや観察・勉強などに取り組む真面目さももっています。
何より、決め台詞を言い放つ時の顔が! なんていうか……凄い!
最初は、少女漫画なのにこんなのアリ!? と衝撃を受けました。
でも、だんだんそれが水戸黄門の印籠みたいな、正義のヒーローの必殺技みたいな、
何とも言えずクセになって、とにかくスカッとするんです。

唯一の友達である弘子が、なかなかいいキャラクターですよ。
第一話では、麗奈に憧れて悪い男に貢いでしまいますが、ちゃんと立ち直っています。
麗奈の腹黒い一面も、大きな野望も、そのためにどんなに努力しているかも
弘子だけは全部知っているんですよね。
麗奈も、全部さらけ出せる弘子がいるから自由奔放でいられるのかもしれません。