東京カラス

紙袋をかぶった柴犬っぽい生き物が会長を務める「都市伝説研究会」。
会長代理である大島田満子は、シックスセンスがないにもかかわらず
持ち前の運動神経で夜な夜な化け物退治を続けていた。
ある日、満子は黒い翼に鳥の足をした少女に助けられる。
満子は少女に井黒巴という名を授け、女子高生としての人生を与えた。
二人と一匹? になった都市伝説研究会には、今日も奇怪な依頼が舞い込む。

「怪人赤マント」に「ネズミ肉ハンバーガー」、
人の形のシミが浮き出る「幽霊マンション」に「ダッシュ婆」。
一度は耳にしたことがある都市伝説ばかりですが、怖い雰囲気だけではなく
ちょっと社会派な切り口で語られたりして、なかなか見応えがあります。
例えば、ダッシュ婆のエピソード。
介護が必要になり家族から見放されてしまった孤独なおばあちゃんの話になっています。
ギャグ要素の多い会でしたが、少し切なく、考えさせられる一面もありました。

ちなみに、会長の正体は無駄にイケメンな人面犬です。
どんなにイケメンでも、どう転んでもギャグ要因なんですよね……残念。
紙袋をかぶっているときの方が正直カワイイです。
また、巴と名づけられたカラス少女・巴のこともほとんど謎です。
正体不明の怪物と戦いながら、巴や会長のような存在を受け入れる満子は、
とても器が広くて男前ですね。
そういうところが、生家である大島田家との確執を生んだのかもしれません。