月別アーカイブ: 2015年8月

有栖川煉ってホントは女なんだよね。

「有栖川煉って俺の従兄弟なんだよね~」
今や不動の人気を誇る美形タレントである有栖川煉。
その従姉妹である有栖川恭は合コンの度に女の子の気を引くためにこの話題を口にしています。
しかし、相手の子の反応はというと「似てない」「煉はもっとカッコいい」といったものばかりで、全然信じてもらえません。

確かに恭は普通の大学生であり、容姿も煉とは似ていません。
有栖川煉は線も細く色白でまるで女の子みたいな部分もあるのですが、恭は普通にごついのです。
せめてもうちょっと煉と似ていたらと思ったりもするのですが、ないものねだりもいいところです。
(あいつはモテモテなんだろうな~)
ちょっと嫉妬しつつ家に帰ってみると・・・
そこには煉が待っていたのです。
煉は仕事が嫌で逃げ出してきたらしく、かくまって欲しいとお願いしてきます。
煉が昔から弱虫で泣き虫なのは知っていたので、少しくらいは話を聞いてやろうと思い、家に入れてあげます。

煉はいつもスケジュールがいっぱいで全然休めずに嫌になったというのですが、恭からしてみればそれでお金を稼いでしかもモテモテなんだから文句ないだろうと思うのです。
しかし、煉にとってはそんなことはあまり重要ではないようです。
お金はともかく、女の子にもてるのがどんなに大変か知っている恭は思わず煉とケンカになってしまいますが・・・ふとしたはずみで煉に胸のふくらみがあることに気がついてしまいます。
実は、有栖川煉は女だったのです!

それなら、女の子にもててもうれしくないのは判ります。
しかし従兄弟の恭ですら有栖川煉が女の子だったとは知らなかったのですから、周囲もきっと知らないのでしょう。
そうこうするうちに煉を探すマネージャーから電話がかかってくるのですが、煉は必死に「お願い」と言ってきます。
恭の答えはもちろん・・・!?
煉が女の子と判ってから急展開の「有栖川煉ってホントは女なんだよね。」はおすすめです。

15歳、今日から同棲はじめます。

中学までは田舎で育った女の子・真木日和。
彼女の願いは華やかな都会で学生生活を送ること。
笑っちゃうような願い事ですが、過疎化した町で育った日和からしてみれば、人がたくさんいてお店で何でも買える都会は憧れの的です。

高校も都会にあるという理由で決めたようですが、この年頃の女の子なら勉強を頑張るための十分な動機ですよね。
無事合格して春から憧れの一人暮らし、なのですが、一つだけ障害がありました。
それは日和のことが心配でしょうがない母親です。
もう15歳なんだから一人でも大丈夫と日和は思っているようですが、母親から見てみればまだまだコドモです。
そこで、母親は日和の幼なじみに頼んで、同じマンションでルームシェアをしてもらうことにします。

唯一の問題はその幼馴染が男の子であること。
母親はふたりを子ども扱いして大丈夫と思っているようなのですが、日和にしてみればたまったものではありません。
これから恋愛して彼氏も作って・・・と夢想していた日和の夢を粉々に砕かれてしまいます。
案の定、初日から幼馴染とケンカしてしまいます。
しかし、幼馴染を追い出すと言っても追い出す先もないわけで・・・
『15歳、今日から同棲はじめます。』というタイトルですが、半ば強制的な同棲なので、行く先は波乱だらけです。

同級生と銭湯で洗いっこ!?

家のお風呂が壊れてしまった、しかも真冬に。
普通なら近くの銭湯に行くべきところですが学生の身分である和人にとって、銭湯代は馬鹿になりません。
何しろ銭湯と言っても普通は500円はかかってしまいます。
それだけあれば昼食代になると考えれば当然ですよね。

しかし、いつまでも風呂なしというわけにもいきません。
お風呂代をケチっているうちにクラスメイトの真由美から臭いとまで言われてしまったのです。
ここまでダイレクトに言われてしまうということは、相当な臭いなのでしょう・・・
和人は遂に観念して銭湯に通うことにします。
『同級生と銭湯で洗いっこ!?』のタイトルからピンとくるかもしれませんが、実はこの銭湯が真由美の実家だったりします。
しかも、和人がお風呂に入っているときに真由美と鉢合わせてしまうというハプニングもあります。

真由美は目が悪いのでいつも眼鏡をしてしますが、銭湯内の湯気で眼鏡が曇ってしまいます。
このため、お客が和人だとは気付いていません。
眼鏡が曇ったと言っても一時的、と思っていたら床に転がっていた石鹸を踏んで転んでしまいます。
転んだ漁師に眼鏡が壊れてしまい、真由美は和人がきているということに結局気づくことができません。
もちろん和人の方は真由美に気づいているのですが・・・
この後、二人の関係が一気に進んでしまうのですが、お風呂で鉢合わせによる吊り橋効果でしょうか?それとも・・・?

おせん 真っ当を受け継ぎ繋ぐ。

知る人ぞ知る老舗花茶屋・一升庵。
美人女将のおせんさんは、自ら包丁を振るい陶芸をも嗜む笠置町の“お姫様”だ。
ある日、地元のよしみでテレビ番組の取材をしたいという打診があった。
おせんの母・大女将がいた頃は、取材は一切断っていたが、
おせんは快く取材クルーを受け入れた。
彼女が振舞ったのは、旬の真鱈を使った鱈ちり鍋。
おせんの“思想”は、手ごわいプロデューサーに伝わるのか――?

『おせん』の連載再開後、サブタイトルがつきました。
でも、メインキャラクターたちも、絵柄も本質も変わっていません。
おせんさんは相変わらずで、料理に焼き物に人情にと、大活躍しています。
着物姿も相変わらず艶やかですし、天然ボケっぷりにも磨きがかかっているようです。

テレビの取材クルーの目を通すことで、一升庵の素晴らしさがよく伝わります。
おせんさんが手ずから作り上げた看板や焼き物などが丁寧に描かれていますよ。
真鱈のフルコースがたまんないですねー! 食べたい!
みぞれ状にした煮こごりを乗せて食べる雑炊、味わってみたいです。
仕込みや調理の手間暇を苦にせず食べる人のことを一心に考えて作るおせんさん。
本当は自分が一番食べたいんでしょうね。
でも、だからこそ最高に美味しくなるというか。
テレビ取材は意外な結末を迎えますが、なんだか爽やかな気持ちにすらなりました。

おせん

知る人ぞ知る老舗花茶屋・一升庵。
その看板であるおせんさんは、自ら包丁を振るい陶芸をも嗜む美人女将。
旅館の跡取りである江崎ヨシ夫は、修行のために一升庵の帳場にやって来た。
到着早々、板場が何だか騒がしい……
何でも、馴染みのご隠居さんが、食道楽で有名な横綱・鳥海山を連れて来たそうで。
はたして、おせんは鳥海山を満足させることができるのか――?

着物を着た艶やかなおせんさんが寝そべっている表紙の雰囲気からして、
時代物かと思いきや、物語の舞台は現代です。
でも、花魁言葉と江戸言葉の混じったような言葉遣いのおせんさんは、
やっぱり一人だけ違う時代に生きているみたいなんですよねえ。
ただ、女性キャラの顔がみんな同じに見えて仕方ないんです……
おせんさんも、江崎の恋人・良子ちゃんも、ライバル料亭の美也さんも、
おんなじ目におんなじ眉毛なんですよね……髪の色形で判断するしかないや。

それにしても、おせんさんの作る料理の美味しそうなこと!
第一話で横綱に振舞った数々の料理も層ですが、
第三話でライバルの美也さんも絶賛したおでんがまた素晴らしいです。
おでんの大根は面取りしてあるもの、と思い込んでいましたが、
面取りしなくても荷崩れしない方法ってあるんですね。
食材を無駄にしないおせんさんの思想にも惚れ惚れします。